学生最後のわるあがき世界旅行

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2-1. 初の『電車陸路国境越え』で遊牧の国モンゴルへ。Airbnbで出会ったMIDA母さん。

 

一週間のほとんどを電車で過ごしたロシア。おじいさんのように散歩しかしなかったイルクーツクに別れを告げ、再びシベリア鉄道に乗り込みモンゴルは首都ウランバートルを目指す。

初めての電車での陸路国境越えにワクワク。

モンゴルは今回の3国で一番楽しみにしていた国。

メインは遊牧民族のおうちにホームステイ

それ以外は現地の人に聞き込んで楽しそうなことを見つけよう。

 

Airbnbで出会ったのはお母さんのように暖かいモンゴル人。

 

 

 

モンゴリアン鉄道は荒れ地をすすむ。

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シベリア鉄道もモンゴルが近づくと景色が一転した。

木々は極端に消え、荒野が広がる。

 

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たまに近く川は波がなく鏡のようだった。

 

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長かった車両は切り離され、いつのまにか半分の10両ほどの長さになっていた。

最後尾の車窓から撮った写真。

荒野をひたすらまっすぐ線路が延びている。

 

ユーラシア大陸って広いんだなぁ

 

というバカ丸出しの感想とともにしばらく景色をながめながらぼーっとしていた。

(乗車中は基本的にぼーっと時間を無駄に使っていた。)

 

社会人になったらこんな時間もなくなるのか。

少しだけ寂しい気持ちになった。

 

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イルクーツクからモンゴルに南下する電車には欧米人らしき人が何人かいた。

 

実際、今回相部屋だったのもオランダ人の姉妹

 

乗り込んだ最初は少しお話ししたけどあとは各自自由行動だった。

あまり仲良くなれなかった。かなしい。 

 

ロシア側国境街ナウシキ

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陸路で国境を越えるためナウシキという国境街で停車。

3時間ほど外で待ってろとのこと

 

駅舎も待合室以外はしまってる。

 

 

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周りになにもなくすることがない。

なぜか野良犬いっぱい。

 

しばらくするとホームから急に電車が消えた。

 

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え?

 

おきざり?

 

乗客全員きょとん。

 

 

整備と荷物チェックのためいなくなったらしい。

 

戻ってきたからいいけど、事前にお知らせなかったから怖かった、

(あったのに理解できてなかっただけかもしれないが)

 

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もどってきて電車に乗り込むと、国境警察の人が二、三人乗り込んできてパスポートチェックが始まった。

女警さんかっこよかった。

出国の時にVISAでミスしてたから怖かったけど以外にすんなり終わった。

 

その後、スフバートルというモンゴル国境街で止まり入国手続き。

到着と同時に両替商みたいな人が乗ってきて、声をかけ始めたがだれも換えてなかった。

 

 

獣臭いスープで歓迎されモンゴル到着

 

相変わらず何時につくかわからなかった。

寝ていると、オランダ人姉妹が起こしてくれて到着したという。

乗り過ごしてたら絶望してた。ほんとにありがとう。

 

早朝、日が昇る前にウランバートル到着。

寒い。寒すぎる。ロシアより寒いんじゃないか。

それもそのはず、10月中旬にも関わらず−6℃

 

たまらず駅舎に駆け込む。

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モンゴルではAIrbnbで宿をとっていた。チェックインは10時。

wifiない、現金ない、お腹減った、シャワー浴びたい。

疲れもだいぶ溜まっていた。

それに加えて、タクシー乗らないか?の嵐。

 

それが商売ってわかっててもしつこい。

 

しばらくバスが走りだすまでまってたが、極限までお腹が減っていたのでレストランを探して市内にでることに。

当然タクシーはすべて無視した。

やっぱり最初は歩きたい。

 

30分ほど歩いてウランバートルのメインストリートに到着。

 

早朝でも空いてたレストランを見つけ直行した。

温かいものが食べたかったので餃子入りスープを頼もうとしたが、4000Tとの表記を見つける。

 

一瞬びっくりしたが、wifiをつなげて調べると100円=2100トゥグルグ(2017年10月)

 

大金持ち歩かなきゃいけないんですね。

 

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出てきたスープがこちら。

すごくおいしそうだったが...

 

一口スープを飲むと、

口の中で羊が暴れ出す。

獣臭がすごい。

 

これがモンゴルかと覚悟を決めて美味しくいただいた。

 

 

Airbnbで出会ったMIDA母さん

 

約束の時間になり宿へ向かう。

お世話になるのはMIDAさんという方のおうち。

立地の良さとレビューがダントツでよかったので即決した。

 

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会ってみると理由がわかった。

優しく、面倒見もよく、なによりおしゃべり大好きでお母さんのような存在だった。

 

MIDAさんは国際交流がしてみたくて、

50歳から独学で英語とドイツ語の勉強を始めたそう。

 

すごすぎる。

モンゴルでの過ごし方や、中国への行き方などいろんなことを教えてくれた。

 

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お母さんとの二人暮らしで家にいるときはご飯も作ってくれた。

 

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久しぶりのお野菜は体にしみた。

 

 

 

 

毎日「旅の話を聞かせて」「今日はどうだった?」と楽しそうに聞いてくれる。

 

MIDAさん自身は国外にでたことがないという。

 

おそらく経済的にもそんなに豊かじゃないのだろう。

 

複雑な気持ちだった。

 

『貧乏旅行』っていうのも贅沢なんだなぁ。

 

 

 

それでも、MIDAさんは今は海外からお客さんが来てくれて嬉しいと言ってくれた。

 

毎日のようにいろんなことを話した。

 

「モンゴルに来たらいつでも遊びに来て」と言ってくれ、第二のお母さんがモンゴルにできたような気持ちだった。

 

 

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お気に入りは毎朝作ってくれた目玉焼きトースト。

シンプルだけどおいしかった。

 

 

MIDAさんに会えたこともモンゴルが大好きになった理由の一つです。

 

 

つづく。