1-4. いざシベリア鉄道の旅へ!念願の『世界の車窓から』ごっこ。
極東ロシア・ウラジオストクはカフェの街
無事に相方と合流し、ホステルで数時間仮眠をとる。
15時の発車時刻まで、市街を散策することに。
訪れたのが10月ということもあり、薄いジャケットだと肌寒い。
それでもちょっと古めの建物と、静かな街は歩き回っているだけで楽しい。
日本から飛行機ですぐ来れる都市の中でも、やはりアジアとはまた違う雰囲気を味わえた。
昨日から何も飲み食いしてなかったので、とりあえずカフェを探すことに。
歩き回ってみると、ちらほらとそれらしきお店が。
どの店もお客さんはあまりいなかった。
先客のふくよかなロシア人マダム二人組に怪訝そうな顔で見られながらも店に入りホットラテを頼む。
1杯150ルーブルと日本と同じくらいの価格。
しっかりとエスプレッソマシーンを使っていた。
驚いたのは、あっつあつのラテなのに透明なガラスのグラスで提供され、ストローが刺さっていた。
いや、ヤケドするわ
と思いながらもすすってみると、外にいて寒かったこともあり以外とよかった。
味も美味しかった。
しばらく休憩して、観光地だという噴水公園の方へ向かった。
そこでもあちこちにカフェが。
その中で...
なんか日本にもある有名なチェーンを彷彿とさせるお店が。
Pirate coffee
中は観光客でいっぱい。しかもほとんど韓国人。
やっぱり韓国はカフェ文化根強いのかなぁ。いつか行ってみたい。
メニューもフラペチーノのようなストロベリーやチョコを使ったドリンクが多数。
そりゃ観光客きますわ。
ロゴもスタバみたい。
お土産にタンブラーでも欲しかったけど見当たらず。残念。
ウラジオストク限定だけど何店舗かあるらしい。
ここでもラテにストロー刺さってたけど(笑)
シベリア鉄道乗車!乗客は地元のひとばかり。
駅の近くには売店が何店舗かあり、ほとんどのお店でピロシキが売られていた。
肉まんを揚げた感じでおいしかった。
腹持ちもよく二つも食べればお腹いっぱい。
駅に行くと昔使われていたSLのモニュメントが。
観光客は思ったより少なく、地元のロシア人の方が多かった。
駅舎でも英語はほとんど通じず、google翻訳先生頼み。
シベリア鉄道は途中駅での停車時間が短かっため、始発点のウラジオストクでたくさん写真を撮っておいた。
20車両ほどのながいながい電車。
高さも日本の電車に比べるとだいぶ天井が高い。
出発時間が近づき、電車に乗り込む。
やはり地元の人が多い。
雪もパラパラと降ってきていた。
サッカー遠征の少年たちと初の寝台列車
シベリア鉄道と聞くと、バックパッカーがたくさんいてワイワイしているイメージだった。
しかし、実際はロシア人ばかり。
観光客はあまりいなかった。
とりあえず、チケットに書いてある車両がよくわからなかったが電車に乗り込んだ。
車内ぎっしりと並ぶ二段ベット。
狭いながらも念願の寝台列車に期待が高まる。
しかし、しばらくすると、大量のサッカー少年たちが。
どうやら僕たちの席はちがうところだったらしい。
少年たちは遠征にでもいくのかな。
改めて駅員さんに聞くと、自分たちの席は二等車のもう少し綺麗な席らしい。
二等車は二段ベッドが二台の個室になっていた。
廊下には大きな窓が付いていて景色が楽しめた。
さらに高まる期待!
しかも各ベッドにコンセントと読書灯もついてる!
おまけにウラジオストクからは同じ部屋に乗客なしの貸切。
(ヨーロッパ人のお姉さんが相部屋だったらと期待していたのだけれど...)
しばらくすると電車も走り出す。
厳冬の雪景色でもなく、初夏の新緑樹でもないなんとも言えない木々。
それでも寒い国ならではの針葉樹で大興奮。
乗ってから数時間はわくわくしっぱなしだった。
ちなみに、
トイレは可もなく不可もなくなボットン式。
排水ボタンを押すと、穴から線路が見える(笑)
え、そのまま置き去りにして行くのですね。。。
スタンドバイミーをロシアでやろうと思ったら...笑
さすが広大な地をかけぬける長距離列車。
変なところでシベリア鉄道の壮大さを感じた。
ささいなことでもテンションあがりっぱなしの初日。
数時間後軟禁状態に苦しめられるとは...
つづく。