学生最後のわるあがき世界旅行

好きなことをつれづれと

旅行と日々の生活とときどきサーフィン

1-3. 深夜のウラジオストクでいきなり警察登場

 

  

 閑散とした深夜の空港といきなりのタクシー交渉

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 なんとか入国許可もおりてロシアにつき安心したのも束の間。

空港を出た頃すでに深夜2時。

もちろんバスはもう走ってなかった。

空港が運営しているタクシー斡旋所もクローズしていた。

 

 しょうがないから個人タクシーの乗り場に行くも長蛇の列。 

 

 疲れていたので早く宿に行きたかった。

 

 すると現地の女の人が声をかけてきて市街地まで送ってくれるという。

空港から市街地まで約50km、「2500ルーブルでいいよ」と。

 

 とりあえず、たけぇなおい。

1ルーブルがだいたい1.9円(2017年10月)

 

 ついて間も無くだったので物価の感覚もつかめていなかったが、疲れていたので早く宿に行きたかった。

 

 そんな時、同じように市街地に行きたがってる韓国人の女の子三人組を発見。

一緒に行こうと声をかけると喜んで同乗してくれることに。

その後交渉してみると運転手の女性が電話を始め、結局四人で1500ルーブルまで下げてもらった。

 

 次の日にわかったことだが、韓国からの観光客が多くどうやら人気の観光地らしい。

近いからかな。

 

 ちなみにロシアでは英語が通じないことが多かった

(ヨーロッパ側の都市だとちがうのかもしれないけど)

これには旅行中ずっと苦しめられることになる。

観光地のスタッフでも、英語で声をかけても容赦なくロシア語で返答してくる。

 

 なのでジェスチャー、筆談、たどたどしいながらもロシア語を確認するしかなかった。

google翻訳でロシア語をダウンロードしておくのは必須。

 

初日から警察のお世話に

 乗った車はトヨタプリウス。なんならナビも日本語設定のままだった。

よくみると日本車ばかり。プリウスの数が多かった。

ご近所の国だから中古車がたくさん輸入されてくるみたい。

毎度思うけど、日本製品をみると誇らしい気持ちになるね。

 

 真っ暗で景色はほとんど楽しめなかったが、なにもない広大の土地で車を走らせること1時間弱。

建物が増えてきて、市街地についた。

 

 google mapを見ながらホテルを探すタクシードライバー

市内はどうやら入り組んでいるらしい。

 

 どうやら道に迷ったらしく、ぐるぐる走りまわっていると... 

 

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 けたたましいサイレンの音とともに、 

険しい顔で巨体のロシア人警察登場。

 

 いやいや怖すぎる。

 

 深夜3時。

車に取り残されるアジア人四人。

静まり返る車内。

 

 あたりを見回すとどうやら一通の道を逆走していたらしい(笑)

それもそれでこえーよ。

 

 30分ほどして泣きながら我らの女性ドライバーが帰ってきた。

さらに最初と同じであろう人に電話をすると、怒号が聞こえてきてさらに泣きじゃくるドライバー。

 

 ロシア語がわからず何も言えない。

なんとも言えない空気が流れ、沈黙を貫くアジア人四人。

とりあえず日本語でひたすら、

「どんまい」

って言っておいた。

 

 しばらくして、涙を拭いて運転再開。

最初に韓国人の女の子たちのホテルに到着。

次の日一緒に観光しよーよとか言える雰囲気では全くなく、1000ルーブルを受け取りばいばい。

 

 その後無事に僕もホテル到着。

とりあえず、お金を渡してスパシーバと言ってみた。

 

 するとなんかいろいろ言ってたけど、

最後に笑顔で唯一イズビニーチェ(ごめんね)的なのを聞き取れた気がする。

 

 笑った顔は可愛かったけど、かわいそうすぎた。むしろごめんよ。

 

 

 初日の宿は500ルーブルのドミトリー

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 1000円弱にしては高すぎるような、アパートの一室を使った宿。

先についた相方が寝ているのを発見した時は、感動ものだった。

 

 波乱万丈な旅の幕開け。

とりあえず初日の感想は、

 

 

こわすぎるよロシア。

 

 

 結局ロシアのことも好きになるんだけどね。

 

 ではまた。